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“深呼吸”ではない、『深い呼吸』で、体が若返る…!?

“深呼吸”ではない、『深い呼吸』で、体が若返る…!?

今回は【呼吸】について少し深く掘り下げてみようと思います。  【呼吸】、それは実はとても不思議の事なのです。

呼吸は寝ている時も、周りの音が聞こえないくらいに何かに集中している時も、何も考えなくても“心臓や内臓”の様に無意識で行えます。

しかし先程の“心臓や内臓”は意識したからといって、その動きの速さを変えたり一瞬でも止めたりは出来ません。

そう、心臓も内臓も、生まれてから逝くまでずっと無意識下で一生動き続けるのです。

 

そこで今度は呼吸ですが、呼吸は無意識で行っている反面、意識すれば『早くも、強くも、長くも、短くも』意のままに調節出来ます。

 

    不思議なことなのです。

 

先程、意識・無意識で呼吸を… と書きましたが、実は“進化”の過程でも『呼吸』というものの大切さは皆さんご存知の通りです。

原始の海で生まれた原始の生命も、何らかの形で呼吸に似た事をしていたはずです。 そして海の中には実にたくさんの生命が溢れていた頃も、原始の“エラ”の様なモノで呼吸していたと聞いたことがあります。

そこから今度は水中から陸に上がる生命が生まれ、地上と言う場所を『生存していく場所』と決めた生物、その後だんだん体が大きくなり、皆さんが良く知る言葉『恐竜』が誕生します。

そのなかに『スーパーサウルス』と呼ばれる“恐竜”が居ましたが、その恐竜のスーパーサウルスの長い頚の骨から肋骨にかけて、骨のなかに空洞が多数ありました。これは、恐竜が、気嚢(きのう)システムをもっていた証拠だそうです。

   現在では、鳥がもっている“呼吸システム”です。

“気嚢システム”とは、肺の前後に空気のはいった気嚢があり、呼気のときにも、後ろの気嚢から、肺へ新鮮な空気が流れ込んできます。そのため、吸気でも呼気でもガス交換ができます。非常にすぐれた呼吸システムです。

恐竜が誕生した中生代三畳紀は、『酸素濃度が低い時代』でしたので、環境に適した気嚢システムをもった恐竜が進化したのです。  酸素濃度があがってきたジュラ期には、効率のよい呼吸システムのおかげで、恐竜は巨大化でき、スーパーサウルスの寿命は、“100~200年”もあったといわれています。

 

この様に『呼吸』1つで生命はその進化や運命を変えてきました。 『呼吸』と言うモノは、それくらい重要なのだという事です。

そしてさらに時は流れ、人間は意のままに出来る呼吸を、様々な呼吸の仕方にすることで身体、そして心・精神的にだけではなく行動(パフォーマンス)にまで影響が出る事に気付き、いろいろと健康の為にも応用されて来ました。

しかもそれは驚くことに『ヨーガの呼吸法』と言うのがあり、ヨーガの歴史は、4000~5000年も前にさかのぼります。 つまりその頃から様々な呼吸方法があったとも言えます。

それから月日は流れるうちに更にいろんな呼吸方法が生み出されました。

 

そして近年また呼吸方法で『若返るかも』という研究発表がありました。 それは『深い呼吸が体を若返らせる』と言うものです。

まず“免疫力のアップ”に重要なのは肺と腸。 肺を鍛えて深い呼吸ができるようになれば自律神経が整い、自律神経が整えば腸内環境も良好になり、健康力の向上へとつながると言うことです。

そもそも肺の機能は加齢とともに低下します。 低下しますが、強化もできます。

肺の力を高めるには、呼吸筋の柔軟性を高めることが大切です。 呼吸筋の柔軟性が高まると、肺を囲んでいる胸郭がスムーズに拡張し、深い呼吸ができるようになります。 血液に取り込める酸素量は増え、血中の酸素濃度がアップ。全身に好影響を与え、ひいてはお肌とかも若返る(かも)とのこと。

肺の役目・機能は空気中の酸素を体に取り入れ、吐く息とともにいらなくなった二酸化炭素を体の外へと出します。 酸素と二酸化炭素のガス交換は、肺の中に張り巡らされた気管支の先端にある肺胞で行われます。 体内に取り込まれた酸素は体中の細胞に配られ、筋肉を動かす動力や熱に変わります。 細胞1つ1つが配られた酸素と、支配する神経の元で活動しているです。 その配られる酸素の配られ方次第で細胞はいろいろ変化もします。

 

なので酸素の交換場所“肺”がもし逆に衰えてしまうと様々な症状や病気が起きやすくなります。  例えば…

 

・COPD(慢性閉塞性肺疾患)

気管や肺胞に炎症が起こり、肺機能が低下。咳や痰、息切れのほか、重症化すると、酸素ボンベを手放せなくなります。

・間質性肺炎
何かしらの原因で肺が硬くなっていき、次第に呼吸がしづらくなったり、痰を伴わない咳が出たりします。

・誤嚥性肺炎
細菌が唾液や食べ物と一緒に誤って気管支や肺に入ることで発症。典型的な症状は、発熱、咳、濃い色の痰。命に関わる事もあり、要注意です。

・新型コロナウイルス感染症
肺の機能が低下すると免疫力が落ちて感染症にかかりやすくなります。重篤な場合は人工心肺装置が必要なことも。これも最悪な場合は命に関わる事もありますので要注意です。

 

どれも怖い病気や症状だが、ある程度は改善も出来ます。 それは『深い呼吸』をする事です。

〇深い呼吸をするとこんな効果があります。

・肺周りの筋肉が鍛えられる
・浅い呼吸を改善
・血流が良くなる  など…

では、そのトレーニングの方法。

背筋を伸ばしていすに座る。 口の前で手を“お祈り”の時の様な感じで組み、親指と人さし指の穴から大きく息を吸い込む。ゆっくり時間をかけて指の穴に息を吹き込む。 組んだ手の中で呼吸をすることで呼吸に抵抗が生まれて肺に負荷がかかり、肺周りの筋トレになります。(これを10回を3セット)

また、この動作で起きることは、『口を細めて強く息を吐くと、ほっぺが膨らみます』よね? 実は膨らむのは“ほっぺた”だけでなく気道も肺も同様に膨らみます。

年齢を重ねたり、特に喫煙される方などでは次第に気道も肺も弱まり、やせ細ります。 そうなると呼吸はだんだん苦しくなり息がしにくくなってしまいます。

だからこの『呼吸トレーニング』で気道や肺も膨らませ“空気の通る道”を広げ、また細胞がほぐされる効果もあるので呼吸が楽になり酸素交換の効率を上げる効果もあるので、先に書いた方々だけでなくスポーツをされ沢山酸素を必要とされる方々にも有効でオススメです。

 

〇オススメの『呼吸トレーニング』のタイミング

[朝]ベランダで朝日を浴びながら…

[昼]家事が一段落したとき、庭の水まき中、電車の中でなど、気付いたときにいつでも…

[夜]寝る前、ベッドや布団の中で…

 

しかしこの『呼吸トレーニング』は“習慣化”が大切。 つまりお決まりの“継続は力”、“三日坊主はダメ!!”と言うことです。 深い呼吸をするためには、『朝起きたときなど、深く呼吸をする時間を決めて行う』といいです。特に、深い呼吸をしたときに肺周りがつっぱるような感じがする人は筋肉や気道が硬くなっており、呼吸が浅くなっている証です。 是非こまめに練習をした方が良いでしょう。

 

この様に『呼吸1つ』で様々な変化を出せます。 『呼吸方法』は歴史が古く“お釈迦様が起源説”もあり最近のことではありません。

まだまだあります。

女性が出産される時に以前は【ラマーズ法】(ヒッ!! ヒッ!! フゥ~… のアレ)が主流で、私の妻も私は『立ち合い出産』でしたが看護師さんに言われて妻はやってました。(でも結果は ヒッ!! ハヘッ!! ホヘッ!! グヒッ… とワケ分からん呼吸したましたが…) でも10分足らずで娘が出てきて結果オーライ。

今は『ソフロロジー式』と言う新しい『呼吸方法』になったみたい。

 

また暑い砂漠の様な場所では“舌”を『ストロー』の様に『舌の両外側を上にクルンと巻いた状態』で、そのストロー状の舌で呼吸すると、ストロー状の舌の中を暑い空気が通る時に空気の温度が下がり、冷えた空気が肺と言う体内に入った際、体内から熱を下げる。と言う呼吸方法があると聞いたことがあります。

実際に“変顔”にはなりますが、サウナでやったら確かに長い時間耐えられた事が何度もあります。

 

また『昔話し』でも、【偉いお坊さんが寒い冬に修行で山を越えて行脚していましたが、あまりにも吹雪が酷く、困り果てたそのお坊さんは近くにあった一件の若い百姓をしている男性の家に行き『休ませて下さい』と訪れ、本来は“偉いお坊さんを泊めると幸せになる”と言われていたので快く家に上げ、出来立てのアツアツの“汁物”を振舞ったまでは良かったが、知識のない百姓の男は『寒い手を吐く息で温め、暑い汁物を吹いて冷ます』その姿・行動をみて『コイツは息でモノを温めたり冷やしたりする“妖力”を持ったバケモノだ!!』と驚き、その偉いお坊さんを家の外に追い出してしまいました。 偉いお坊さんはしばらく黙ってそこに立っていたが、やがて無言で何処かに行ってしまい、それからその家には不幸が続きましたとさ。 めでた… 】とか何とかいう昔話しもあった程、呼吸は不思議なモノなのです。

 

そんなお坊さんは、やはり長生きです。 呼吸法がいいと、寿命を延ばすことができるのかもしれません。お寺のお坊さんの平均寿命が最も長いのも、ひょっとしたら、精進料理だけでなく、呼吸法がいいのかもしれません。

毎日おこなう“読経”は、典型的な『出息長の呼吸法』なんですよ…?

 

しかし私達がやろうと思ってもなかなか難しいです。 上にも書きましたが『深呼吸』ではなく『深い呼吸』が大切。 その『呼吸トレーニング』の方法も上に書きましたが、あと1つ簡単に出来る『呼吸方法』を紹介します。

それは『複式呼吸』です。

普段何気なくしている呼吸は、息を吸ったときに胸が膨らみ、息を吐くと胸がへこむという動きをしています。

このように胸が動く呼吸は「胸式呼吸」といい、日常の呼吸のほか運動時や深呼吸も胸式で行います。

もう1つがリラックスしているときやうつ伏せのときなどは息を吸うとお腹が膨らみ、息を吐くとお腹がへこみますが、胸はあまり動きません。このようにお腹が大きく動く呼吸が「腹式呼吸」です。

胸式呼吸と腹式呼吸の主な違いは横隔膜の動きです。 腹式呼吸は横隔膜を大きく動かすため、一般的な胸式呼吸よりも一度に吸う量が多くなります。胸式よりも呼吸がゆっくりになるため、気持ちが落ち着いてリラックスしているときに適しています。

お腹と横隔膜を大きく動かし、ゆっくりと深く呼吸する腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位になり筋肉の緊張が解けて体をリラックスさせることができます。脳に送られる酸素の量が増え、感情の暴走を抑える役割を持つ「セロトニン」の分泌量が増えるため、気持ちが安定してストレスが軽減されます。

また、横隔膜を大きく動かすことで内臓が刺激され、血流が良くなり、冷え改善や代謝アップ効果も期待できます。

腹筋を動かすことから腹筋強化や腰痛対策にもなるといわれており、日々の生活の中に腹式呼吸を意識的に取り入れることで様々なメリットを得ることができます。

 

 

ここまで呼吸の仕方次第で様々な変化をもたらし、ひいては『進化の過程』まで引っ張り出してお伝えしてきました。

しかし、そもそもは無意識でも行っている呼吸です。 365日24時間気にしているワケには行きませんが、ご自宅で休んでいる時や休憩の時でも、やれる呼吸方法はあるはずです。

お金も手間もかかりません。   そしてご自身のためです。  免疫力も上げられます。

疲労回復やストレス軽減、不安解消などの効果も期待できるので、是非、寝る前や入浴後のリラックスタイムに『腹式呼吸』や『深い呼吸』を取り入れ、ご自身で健康にまた一歩近づいてみてはいかがでしょうか?

 

   さっそく“今夜から”お布団に入って、思い出しながらゆっくりと、是非お試しください…

 

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