良く交通事故の後遺症として聞く『むち打ち損傷』、誰でもなりたいなんて言う人は居ません。

そもそも『むち打ち損傷』は、車に乗っていた際に“追突”するか、された時に起こる首の怪我として良く知られ、そしてその大変さも良く知られています。

もともとは追突された（した）瞬間の“首の動き”が、ちょうと昔の“猛獣使い”が使う　しなるムチ　の動きに似ていることから、この名が“病名”として使われる様になったのが由来。

 

しかし、以前から囁かれていた事として“むち打ち損傷”と言う病名は必ずしも“適切”ではないのでは？と言う事…

例えば車のバンパーがわずかに凹んだだで程の衝突で、しかも最近のバンパーはその素材や形状がかなり工夫されており衝撃をかなり軽減する様になっています。　だからその程度の衝突などでは、首はけっしてそんなにしなる事は無いからです。

さらに今の車は“ヘッドレスト”が必ず装備されているとの事なので、“猛獣使いのムチ”の様に後ろにグニャ～ン!!となることはありません。

首の正常可動域範囲内でも発症するので【挫傷】とするのが妥当でしょう。　またその正常可動域範囲よりも大きく動いた場合は【捻挫】になるので、【損傷】は少しオーバーな気もしますが。。。　は、置いといて。。。

その【むち打ち損傷】でも【頸椎挫傷】でも【頸椎捻挫】でも言える事があります。

それは…　『可能な限り“慢性化”させない事が大切!!』と言う事。

そして【頸椎捻挫】や【頸椎挫傷】、いわゆる【むち打ち損傷】は、なにも“交通事故だけ”の時に限って起こるワケでは無いという事。

当然、スキーやスノーボード、サッカーにラグビー、そして以前私が締帯させて頂いていたスポーツで、私が世界で一番大好きで大好きでたまらないスポーツ、『アメリカンフットボール』。

そのタックルの激しさと来たらもう、まさに“猛獣”!!　大男たちが遠慮・容赦なくぶつかり合った時の“衝撃波”は鳥肌物!!

その衝撃の強さは計測したら、『歩いていてトラックがぶつかってきた』時の衝撃と同じだったとか…

 

そう言う“鍛え上げられた肉体”を持たない私たちが【むち打ち損傷】を受傷してしまった場合、挫傷や捻挫であればせいぜい首のスジの痛みか、後頭部の重い感じや肩こりと言った程度で済みます。

そして当日よりも翌日・翌々日に痛みが一番強くなってしまうのは、損傷した組織の腫れがそれくらいにピークに達するから。

 

なので、それをそのまま放置、または治療が不十分だった場合、慢性化してしまいます。　まずは絶対に慢性化させない事が何よりも大切です。

 

皆さんも“慢性化”してしまった“むち打ち”や、かなり時が経ってまた再発した“むち打ち”が、どれだけ大変で、どれだけツラいかはもう周知の事実。　いつまでもダラダラ痛みが続き、本当にツラそうです。

 

しかし更に追い打ちをかける様な事もわかりました。　　なんと【免疫力の低下】も起きてしまうのです。

 

それもそのはず、まず肉体的苦痛として、いつまでもダラダラと続く痛みに加え、動かす事もおっくうになる程のダルミや天候・気温にまで左右される症状の状態…　　場合によっては頭痛やめまい、吐き気、動悸まで…

いつ治るのか？　それともこのままの状態がずっと…？　まさか、これ以上の悪化も⁉　などや動かすと痛みが発生してしまうので、痛みへの恐怖や不安…　といった精神的苦痛。

これが長引けば相当　身も心も疲弊してしまい、中には仕事もままならないくらいの方も。

 

その“負の連鎖”から自律神経まで疲弊し体内でもホルモンバランスや神経系が乱れ“免疫力”の元になる物質が減ってしまい、結果『免疫力低下』を引き起こします。

 

確かに肉体的にも精神的にも疲弊して落ち込みうつむいた方が、『免疫力バリバリ』は有り得ませんね…

オマケにこの『コロナ渦』や『ウィズ・コロナ』と言われる今、余計な感染は避けたいところ。

自分だけでなく家族や職場にまで被害が出るのは容易に想像がつきますよね…？

 

皆さんも、ご自分を含め周りの近しい方が事故の後遺症で悩む姿は見たくないはず。　事故して困っている方が見えなら是非『慢性化しない内にしっかり治した方が良い』ことを教えてあげて下さいね!!

 

小坂井接骨院
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