パソコンやスマホを長時間見続けていて、首や肩が前傾姿勢になったり、同じ姿勢が長時間続いたりして体が凝ることや関節が固まってしまう様な感じを感じた事があるだろうか？　あまり動かないでいたら（会議や講義などで）体がなんとなく縮んだ様な感じになった事はないでしょうか…？

そんな時、首を曲げたり回したりすると、ポキポキと音がすることはないだろうか？

その時、どんな感じがしますか？

 

私が子供の頃、『関節を鳴らすと太くなる』と言われ“鳴ってしまった”ものはしょうがないが、あえて鳴らすのは止めなさいって言われてました。

 

しかし、私がその子供の頃に見ていた“格闘武道系世紀末超人アニメ”で、悪党を倒す前に必ずと言って良い程に手の指を鳴らし威嚇？してから乱闘開始、相手を“あたぁ!!”と言って秒殺（または少し時間が経ってから、悪党滅亡…）する太眉人気アニメがあり、子供たちはこぞって真似をした記憶があります…　　しかしそんなマンガの様に何度も調子よく関節は鳴るもんでもないし、無理やり鳴らしてしばらく手が使いモンにならないくらい痛みと脱力感で『戦闘値　０』まで下がった記憶もあります。

 

“手の指の関節をポキポキと鳴らすことが【癖】になっている”または“無意識に首を勢いよく回し首の関節を鳴らしたくなり、ついやってしまう”という人は少なくないと思います。　“関節”をポキポキ!!っと鳴らすと「気持ちいい～」や「何となくリラックスできる」と感じる人もいるようですね。また、手持ち無沙汰の時などの暇つぶし的につい…、指の関節をポキポキと鳴らして、その音を聞くと“スッキリする”事で、いつしか頻繁に鳴らすことが癖になってしまったという人もいると思います。

もちろん中には「関節を痛めそう…」「悪影響はないの？」「ポキポキ鳴らす癖は直した方がいいのかなぁ…」などの疑問を抱く人も少なくありません。

 

　　　　　　　一体どうなんでしょう…？

 

そこで今回は、首や指をポキポキ鳴らすことは本当に体に悪影響があるのか？そもそも、この音はどうして鳴るのか？　皆さんが気になる事の文献があったので、ご紹介致します。

 

まず結論から言えば、　　『問題は無い』　そうです。

 

関節をポキポキ鳴らすこと自体は、それほど問題となることはないようです。　　ただし、あまりにも頻繁に行い過ぎたり強い力を込め過ぎて、関節を痛めてしまわないように気を付ける必要はあるようです。　関節を鳴らすとき、関節に強い負荷をかけ過ぎてしまうことがあり、繰り返しているうちに捻挫のような状態になってしまう可能性があるそうです。

 

っていうか、そもそも一体なんで関節は“ポキポキ”鳴るのでしょうか…？

 

調べてみたら意外な事が分かりました。　　やや難しい話しになりますが、【しばらく関節（体）を動かさずにいると、筋肉・腱・靭帯の張力（引っ張る力）によって関節腔（関節内の骨と骨の間・隙間）は徐々に詰まって狭くなり、この部分の滑液量（骨と骨が擦れ、すり減らない様にする潤滑油）が減るので関節面の滑動性が低下します。このような状態で関節を強制的に動かそうとすると、関節面の滑りが悪くなっているため詰まったような抵抗感として感じます。つまり関節が硬くなった様な感じがしたり身体が縮んだかの様な感じ…

この状態でさらに強い力で関節を動かそうとしたとき、狭くなった関節腔が瞬間的に離開（セパレーション・離れる）する結果、関節腔内に強い“陰圧”が生じて関節液に溶け込んでいる気体が蒸散して気泡を形成します。この現象は、「最近のMRIによる研究で実証」されており、このとき発生するポキポキ音は狭くなった関節腔が離開（セパレーション・離れる）する瞬間に発生することが判明しました。（つまり関節の隙間が“広がった瞬間”の音）

※ポキポキ音は気泡がつぶれる際に発生するとする説もありましたが、この研究によって否定されています。】

 

私個人としては何となく関節内で骨と骨が何かに引っ掛かり、それを無理くり曲げたら引っ掛かりが勢い良く外れた時の音かと子供の頃は思ってましたが、ハズレましたね…

 

なので、狭くなっていた関節腔内の骨と骨の隙間が瞬間的に離開（セパレーション・拡大）してポキっと音が鳴ると同時に、関節腔内で狭くなることで圧迫されていた部分が開大し圧迫感から解放され、気持ちいいと感じる。気持ちいいから“癖”になる…

ダメな理由は先程にも書きましたが『指が太くなる』（将来的に変形性関節症を発症するリスクがある）『捻挫の危険』が挙がりますが、正直それ以外には特に問題は無いそうです。

 

でもやはり周りの目を考えると、あまり『ツラそうな顔をして、首か肩に手を当てて首を回したり倒したりしてポキポキ音を鳴らす』光景は、お世辞にも良いとは言えませんね…

 

だから本当は、皆さんの首が肩がそんなにカチカチにならない内に、硬くなる前にしっかりメンテナンスをお身体に取り入れて下さい。

指は無理ですが、首・肩・腰など全身の筋肉をほぐし、当院の特殊な矯正システムで無理なく痛み無く歪みを取り除き、その良い状態を維持する為の筋肉を付ければ、首や肩をポキポキ鳴らさずに済むかもしれません。

特に首は大きな神経が走っている為、あまりポキポキ鳴らすのはオススメ出来ません。

そんな事しなくてもこれからずっと、いつまでも元気で若々しく健康に過ごせる様に、今しっかりメンテナンスをしましょう!!

 

 

 

ま、『ポキッ!!』と鳴ってしまったモンはしょうがないのですが、だたあと、強いて言えば『指を鳴らすと、相手と世紀末の戦いになるかも知れない…』と言う事は、是非覚えておいてくださいね…

 

小坂井接骨院
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