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この時期に起こりやすい『交通事故』と“スリップ”の関係は…?

この時期に起こりやすい『交通事故』と“スリップ”の関係は…?

皆さん、お車で通勤や通学されている方も多いかと思います。  また身近な方で車を使う方がいると言う方は、これからの時期に多い『交通事故』についてお伝えします。

 

【交通事故は“年がら年中”起きています。】が、いつ・何処で自分に、または身近な方に襲い掛かかるかは誰にも予想出来ません。

 

実は、1年間で53万6899件ですので、1日平均だと約1635件。 実際は月ごとに件数は違うものの、平均すると毎日1600件以上。程度は違えど“何らかの交通事故”が起こっているという事になります。

時間に66件、1分間に1件以上”というペースであることを考えると、すごい数ですね。

今、皆さんがこれを読んでいる間にも、日本の何処かで“交通事故”が起きています。

 

“交通事故”になる『要因』は本当に様々で、季節の変動・時間帯の変動など加味しても、自分がハンドルを握って走り出した瞬間から・または車に同乗して走り出した瞬間からもう“交通事故”の可能性は発生します。

 

 

いや、今の時代『車に乗っていない、だだ歩いていただけ』でも交通事故は襲い掛かります。

 

下手したら“自宅内”に居ても事故の反動やわき見運転・スマホなど見ながらのながら運転などでも車は突っ込んできます。

 

本当に恐ろしい時代になりました。。。

 

実際に私が学生の頃、実家の工場の道に面した壁に深夜、車がものすごい勢いで突っ込んで来て、壁に車が刺さったままの状態で運転手はいわゆる“泥酔”で寝ていた事があり、あの“ドズーン!! ガッシャ~ン…”と言う不気味な音は未だに覚えています。。。(自宅前の道は直線だったのに…)

 

とはいえ、実はなんとこれで、“交通事故”はココ十数年の中で 最も少ない というのだから驚きです!!

 

先程にも書きましたが、【交通事故の原因】は多岐にわたります。 なかでも上位を占める原因は『安全不確認』と『脇見運転』。

その合計の件数は、“全体の半数を超える”ほど高い割合を占めているとも言われています。

 

次に動静不注視(危険性に気付きつつも軽視した結果、事故に繋がったケース。)・漫然運転(考え事などをしながらぼんやり運転することです。運転操作に慣れて、緊張感が薄れた頃に多くみられる傾向にある。)・運転操作不適(誤って運転操作を間違えることを意味します。)という順で続きます。 

それ以外でも“整備不良”や“車の性能の過信”・“ご自身の運転技術の過信”など、様々で当然“歩行者や自転車側の過失”もありますが、その全て、交通事故自体が【ヒューマン・エラー】と言えるでしょう。

 

多かれ少なかれ、【交通事故は“人が”起こすもの】なのです。  そして“被害”を被るのも 人 なのです。

 

     そこで今回、“注目”したい事、お伝えしたい事を挙げてみます。

 

まず、この時期に多い、または“特有”と言っても良いのかも知れませんが、是非!! ご注意をして頂きたい点です。

 

     まず、皆まで言わずもがな。 当然、“スリップ”です。

 

冒頭にも書きましたが、『安全不確認』。   これは“スリップ事故”も含まれると思います。

 

よくあるのが【路面が“ただ濡れているだけ”なのか、“凍っている”のか】の判断は、時と場合で異なりますが、容易ではありません。

この時期でなく、いつもの通りなら何ら気にもせず“若干速度を落とす”程度でも問題は無いでしょう。

しかし、これが『実は凍ってました』では、笑えません!!

 

外気の温度、周囲の状態、前や後ろ・対向車の状態など、あらゆる情報を元に『コレは濡れているのではなく、凍っているかもしれない!!』と判断し、“万が一”を考え後方車に注意しながら可能な限り減速。 また危険と思われた場合は道路の外に安全地帯があればいったん避難も“アリ”かと思います。

 

もし、凍っており“スリップ事故”を起こせば、それは『道路の状態の安全性の確認を怠った・見誤った』結果。

 

そう言われても仕方のない事でしょう。

 

常に『かもしれない…』と、思いながらの運転は本当に疲れますし、目的地に到着するまでずっと四六時中気を張ってって言うのも無理がありますが、それでも『運転をするなら・車に同乗するなら』必ず“回避”しなければならない『交通事故』。

 

『ほんの一瞬・ほんのちょっと』判断を誤ったり見落としたりで、その後の人生は自分も相手も大きく違う道になってしまう事も大いに有り得る事なのです。

 

その年間の事故の状況は下のURLをご確認ください。。。

 

     交通事故の発生原因は何?違反理由・要因別ランキング

 

そして次に大切な事は『交通事故』の未然に防ぐ・予防 です。

 

毎年この時期の前に『タイヤを“スタットレスタイヤに変える”』と言う方も多いかと思いますが、特にこの時期・この地域について書きます。

 

特に“この地域”だけについて言えば、【あまり雪が降らない地域(最近では多くなりましたが…】と【突然来る異常気象】の為か 『スタットレスタイヤに変えた方が良いのは知っているが… でも高いし、まだ大丈夫では…?』と、高を括っていたら、急に“寒波”に襲われタイヤ交換が間に合わなかった。 なんてこと、良く聞く話ですね。

しかも、いきなり寒波に教われて慌ててタイヤ交換したくても仕事や用事でタイヤ交換に行けない。 またはスタットレスタイヤに交換しに行っても、もう自分の車に合ったタイヤが無い・在庫も無い。。。

よくある事です。

何故なら、『スタットレスタイヤ』は、いわゆる“時期モノ”なので、タイヤ屋さんも売れ残って在庫を抱えるワケには行きません。

一年中売れるモノではない為に、“品切れ”になっても追加入荷はしません。(当たり前ですね。)

なので、スキーやスノボが好きで良く行く方や雪国に良く行く用事のある方は、発売が始まると“我先に”と買い求めます。(気の早い方は予約注文までされるとの事)※某カーショップ店員さんの証言

だから私達が“そろそろ必要か?”と思ってタイヤ交換に行っても、もうすでにソコにあるのは言い方が悪いですが“売れ残り品”の様な感じになっているのだとか… ※某カーショップ店員さんの証言

 

そんな中、ニュースで寒波が来る、雪が降り積雪が…と、情報を聞き、慌ててタイヤ交換に行っても手遅れになる事は必至。

たとえ有っても“割高”なモノしか…  でも無いともっと大変な事になっちゃうと泣き泣き交換される方を今まで多く見て来ました。

 

     何を隠そう、私もその一人だから。。。

 

しかしその数日後、大寒波で大量の積雪・道路の凍結で通行止めがでる程の日があり、通れる道も大渋滞で周りの車のほとんどがスタックしてしまったり、追突事故を起こしていたり、道路の外にまで飛び出していたり…

そんな中、私は何のスリップも問題も無くゆっくりではありましたが走行出来たのは本当にラッキーでした。

今思えば“安い買い物”だったんだと思えます。

 

ちなみに希望の価格、豊富なラインナップを望むなら、例えまだ暖かくても【11月中】にスタットレスタイヤに交換しに行くのがベストだそうです。※某カーショップ店員さんの証言

 

確かに“昔のスタットレスタイヤ”はまだまだでして、『摩耗が早い』とか『カーブでブレる』、『直進性が悪い』または『速度が上がると車体が揺れる』、『特殊な走行音がする』など、あまり評判は良くなかったのですが、“最近のスタットレスタイヤ”はかなり全てが改善されているとの事で、普通の道でも遜色ない走行が可能となっています。※某カーショップ店員さんの証言

 

以前は棘(スタットまたはスパイク)がついた【スパイクタイヤ】が主流でしたが、近年そのスタットが金属だった為にアスファルトを削ってしまい粉塵問題にまで発展した為、スタットが無い“スタットレスタイヤ”は今の主流で、“スパイクタイヤ”は廃盤になってます。(しかし効果はテキメンでしたね…)

 

    では、万が一『スリップ』してしまったら!?

例えスタットレスタイヤを履いて、いくら気を付けていてもスリップを完全に防ぐことは出来ません。 リスクを減らすことは出来るかもしれませんが、“絶対にスリップしない”ということは 不可能 と言えるでしょう。

万が一、タイヤがスリップしてしまった場合には、【焦ってハンドルやペダル操作で立て直そうとしない】というのが重要です。

一端スリップが始まると基本は何をしても悪化に向かう可能性は“大”です。 一番ベストはタイヤのグリップが戻るまで冷静に待つのがベスト。

極端に言えば、「何もしない」ことが有効です。

 

地面の滑りとタイヤの方向やタイヤの回転などの関係で、突然スリップが収まる事が多いのです。

焦ってアクセルやブレーキを踏んだりハンドルをきると、不意にグリップが回復した際に突然車があらぬ方向に暴走し2次災害につながる事も多いのです。

なので、スリップしたらそのまま衝突に備えながらも冷静にグリップが戻るまで“何もしない”事。 そして同乗者がいたら衝突などに備え身体を丸めたり何かに掴る様に指示。 同乗者にアナタがなっていた場合何かに掴る・体や頭を守る、と言う行動を取って下さい。

詳しくは下記のURLを読んでください。

 

     車が雨や雪で制御不能にならないようにするには?スリップする原因と対処法

 

そしてまずは何より日頃常に、特に雪や雨などの悪天候の時はスピードを緩めカーブや停まる場所の今までよりも手前からゆっくり減速をするという事。 そして車間距離も多めに取りましょう。

 

そもそもどんなプロでも“オーバー・スピード”では事故します。

 

そしてどうしてもタイヤが滑ってしまう場面になった際は 【緊急特別措置】 として 【タイヤの空気を半分程度弱くらいまで抜く】と言う方法。

どんな車でも各タイヤが地面に接地している面積はタイヤ1個につき『はがき1枚程度』と言われています。  その接地面積で走る・曲がる・止まるすべてをこなします。  逆に言えば車はタイヤ4本分で『はがき4枚程度』の狭い部分しか接地していないから滑りやすいと言えます。

なのでタイヤの空気を走行に支障が無い程度まで抜くことでタイヤが潰れ、接地面積も増えグリップ力が増し(何もしないタイヤよりは)滑りにくくなるため危険地帯を抜けるまでの応急処置として覚えておくと良いでしょう。

(タイヤの空気はバルブの真ん中にある棒を押せば抜けます。)

 

しかし当然“パンク状態”に近いので、スピードは出せませんし、安全確保出来たら速やかにガソリンスタンドや最近の車によく車載されている『コンプレッサー』などでタイヤの空気を可能な限り早期に戻して下さい。

(※これはあくまでも万が一の緊急手段なので、推奨は出来ません…)

 

そしてもしタイヤが滑って空回りして動けなくなったら、ボロ毛布などがあればタイヤと地面の間に入れ“ゆっくり”アクセルを踏んで脱出と言う方法の為や車内で待っている間の防寒として毛布など一枚車内に常備しておくのも良いでしょう。

 

またアナタが“歩行者”であった場合、道が凍結などで滑りやすくなった状態での歩行は通常より危険度が増します。

時々そんな時に自転車やバイクて走っている方を見ますが、本当に真剣に “大迷惑言語道断” です!!

転倒時の怪我もそうですが、万が一にも『車道』に向かってはみ出す様な転倒なら命に関わります。 何故なら当然車も凍結でスリップして止まれないかもしれないからです。

そんな時、巷で噂になっている突然の対処の“すべり止め”として、なんと『バンソーコー』が有効みたいです。

靴底に大き目のバンソーコーだあればベストみたいですが、かかと部分に“縦長”に貼ると滑りにくくなるとの事なので機会あれば是非やってみて下さい。。。

 

そして『スタットレスタイヤに交換するのはまだいいや…』と放置しているアナタ。  それに匹敵する程、放置が危険なモノがまだあります。

それは『交通事故を起こした後、何も治療もせず放置』です。  “後遺症”となり長期に渡り悩み続けている方々を今まで沢山診て来ました。

皆『何故あの時しっかりと…』と後悔されている方がほとんどでした。

 

なのでもし万が一にも事故に遭ってしまったら、そのまま放置せず、たとえ症状が軽くても後々に大きくなる可能性もあります。

必ず然るべき所で加療して下さい。  後で後悔しない為にも… (でも実際にそんな事にならないのがベスト)

 

最期にもうもう一度書きます。  “事故は人が起こすモノ”です。  被害を被るのも 人 です。

 

予めの対策  冷静な判断  適切な対応   そして常日頃の注意。 事故は誰もが避けたいのです。。。

 

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